京都競馬場の雪による競馬中止とその影響
JRAは、2月8日(土)に予定されていた京都競馬場での競馬を、積雪の影響により中止すると発表しました。この中止は、競馬の安全な施行ができないと判断されたための措置です。中止された競馬の代替開催は、2月10日(月)に、出馬表の内容(出走馬や馬番など)を変更せずに行われます。
過去の雪による中央競馬中止事例
2月の中央競馬が雪の影響で中止になることは珍しくありません。特に記憶に残るのが2014年2月のケースです。この年の東京競馬場では、2月8日(土)と9日(日)の競馬が連続して中止されました。8日分は2月10日(月)に、9日分は翌週の17日(月)に振り替え開催されました。さらに、15日(土)と16日(日)の東京開催も降雪により中止となり、先の週の代替開催が決まっていたため、それぞれ翌々週に移行されました。このように、4日連続という異例のスケジュールで中央競馬が行われた年でもあります。
京都競馬場の積雪対策と販売方法
今回の京都競馬場での開催中止に伴い、8日の指定席ネット予約や入場券ネット予約は全て取り消され、返金が行われます。代替開催日の指定席や入場券は「指定席・入場券ネット予約」で再度販売され、発売開始時刻については未定です。また、当日現金での発売も行われる予定です。
京都競馬場では積雪による影響を考慮し、インターネットによる前日販売を見合わせました。一方、小倉競馬場では通常通りの開催が決定し、午前7時から馬券の発売が開始される予定です。2月8日は東京競馬場を含め2ヶ所での開催となります。
2014年の振り返り:大雪と中央競馬
2014年2月の大雪の影響による中止は競馬ファンに強く印象に残っています。東京競馬場では、8日と9日の開催が中止され、さらなる降雪によって15日と16日の開催も中止となりました。その結果、レーススケジュールは大幅に変更され、振替開催されることになりました。この年の主なレースでは、東京新聞杯がホエールキャプチャ、クイーンCがフォーエバーモア、共同通信杯がイスラボニータといった名馬たちがそれぞれ勝利を収めました。
今回の京都競馬場の中止も、過去の事例と同様の対応が取られており、安全かつ円滑な競馬施行が続けられるよう、今後も迅速な対応が求められるでしょう。