代替競馬の背景とその影響
日本中央競馬会(JRA)は、2月8日、積雪のために土曜の京都競馬の開催を見合わせ、安全に競馬を行うことが難しいと判断しました。この中止に伴い、代替競馬は2月10日(月)に、出馬表や出走馬、馬番の変更なく開催されることが決定されました。なお、同日の東京競馬と小倉競馬は通常通り開催されています。また、翌9日に予定されていた「きさらぎ賞」の前日発売も中止となりました。
競馬中止の背景と代替競馬の開催
大会中止の原因は、前日からの降雪によるもので、午前5時の時点で芝コースに7センチ、ダートコースに3センチの積雪が記録されました。しかし、競馬場スタッフの迅速な除雪と融雪作業により、午後1時過ぎには晴れ間が広がり、芝の緑も見える状態にまで復旧しました。日曜の京都競馬の開催可否については、競走馬輸送や交通網の状況を考慮し、当日朝まで慎重に判断するとしています。
直近の中央競馬中止事例
中央競馬が1日に開催される全12レースが中止となったのは、2019年10月13日の東京競馬が台風の影響で中止されて以来、約5年4カ月ぶりのことです。また、降雪による中止は2019年2月9日の土曜東京競馬以来、約6年ぶりです。京都競馬に限定すると、2017年1月15日の日曜競馬が積雪で17日に順延された以来、約8年1カ月ぶりとなります。
過去の代替競馬実績
- 2012年9月30日(日)阪神→10月1日(月):台風
- 2013年1月14日(月)中山→1月21日(月):降雪
- 2013年4月21日(日)福島→4月29日(月):積雪
- 2013年9月16日(月)中山→9月17日(火):台風
- 2013年9月16日(月)阪神→9月17日(火):台風
- 2014年2月8日(土)東京→2月10日(月):降雪
- 2014年2月9日(日)東京→2月17日(月):積雪
- 2014年2月15日(土)東京→2月18日(火):降雪
- 2014年2月16日(日)東京→2月24日(月):積雪
- 2014年10月13日(月)京都→10月14日(火):台風
- 2017年1月15日(日)京都→1月17日(火):積雪
- 2017年1月15日(日)中京→1月16日(月):中京のため順延
- 2017年2月11日(土)中京→2月13日(月):中京のため順延
- 2018年2月12日(月)小倉→2月13日(火):積雪
- 2018年9月30日(日)阪神→10月1日(月):台風
- 2018年10月1日(月)阪神→10月2日(火):台風
- 2019年2月9日(土)東京→2月11日(月):降雪
- 2019年10月12日(土)東京→10月15日(火):台風
- 2019年10月13日(日)東京→10月21日(月):台風
過去の事例に学びつつ、代替競馬を円滑に開催するためには、天候に対する備えや、スタッフの迅速な対応が重要です。これにより、観客や関係者が安心して競馬を楽しむことができる環境を作り出しています。