つばき – 仕事に没頭する人生の選択と新たな目標
森永卓郎さんは、2024年1月28日に亡くなられました。この連載は、2024年12月に行われた取材を元にしています。彼の人生における不屈の精神と新たな挑戦について、詳しくご紹介します。
【つばき】余命をどう過ごすか:仕事への没頭と家族との時間
余命宣告を受けた人が人生の最後に何を選ぶかは人それぞれです。旅行に行く、おいしい料理を食べるなど様々な選択がある中で、森永さんは仕事に没頭することを選びました。その過程で、初めて家族全員で狭山湖で花見をする機会を得ることができました。
驚異的な創作活動と達成感
森永さんは、2024年8月の1カ月間で驚異の13冊を執筆しました。この間、2~3時間の意識喪失にも関わらず、ほぼ眠ることなく執筆活動に励み、キーボードを3台も壊してしまうという熱意を見せました。
新たな挑戦:寓話作家としての夢
森永さんは、長年の夢である童話作家としての活動を始めましたが、その過程で制約の多さに気づきました。子供向けの作品は内容に制限が多く、ハッピーエンドでなければならないなどのルールがあります。
つばきの夢:寓話作家への挑戦
そこで彼が思いついたのが、教訓的な話を例えて語る寓話作家になることでした。現在の目標は、古代ギリシャの有名な寓話作家であるイソップを超えることです。
目標達成への道のり
森永さんは、2024年12月に第一巻の「余命4か月からの寓話」を興陽館から出版し、この作品が好評を博し、3巻までの出版が決定しました。彼の計画によれば、25巻まで出版すればイソップを超えることができると意気込んでいます。
健康への挑戦と執筆への情熱
周囲の人々から「体力的に大丈夫ですか」と心配されることもありましたが、森永さんは不思議そうに「でも、できるかなと思って」と回答し、執筆への心からの情熱を感じさせるものでした。
彼の人生を通じて、私たちは限界を超える力と新たな挑戦への情熱を学ぶことができます。