ベリンガムの出場停止問題:レッドカードの真相を探る
レアル・マドリードのイングランド代表MF、ジュード・ベリンガムに対する出場停止処分が取り沙汰されており、その影響が懸念されています。17日にスペイン紙『アス』が報じたところによると、ベリンガムがオサスナ戦で受けたレッドカードが争点となっています。
ラージョ戦を含む試合に影響する可能性
問題の発端は、ラ・リーガ第24節オサスナ戦でベリンガムが試合中に退場したことにあります。39分、彼はプレーと直接関係のないところで退場処分を受けたため、レアル・マドリードは数的不利となり、試合は1-1の引き分けに終わりました。もし4試合の出場停止が確定すると、ラージョ・バジェカーノ戦を含むラ・リーガの複数の試合および国王杯の試合に出場できなくなる可能性があります。
侮辱発言と誤解の可能性
『マルカ』紙などによると、ベリンガムが英語のスラングを用いて「消えろ」と言ったことがレッドカードの原因であるとされています。しかし、これが「ファック・ユー」と誤解された可能性が示唆されています。スペインサッカー連盟(RFEF)の規定では、審判に対する侮辱や攻撃的な態度があれば4試合から12試合の出場停止処分が科されると定められており、今回のケースもその範疇に入る可能性があります。
ベリンガムの反論と証拠の提示
しかし、ベリンガム自身はこれについて誤解によるものであると主張しています。「ビデオと報告書の内容は一致していない」と述べ、さらに「実際の表現は『オー・マイ・ゴッド』のようなものだった」と強調しています。彼は映像が正確に検証され、連盟がこれを考慮することを期待しており、結果が変わることはなくても、処分の見直しを求めています。
今後の展開と処分決定の行方
ベリンガムの運命を左右するこの問題は、まだ最終決定に至っていません。もし12試合までの処分が下された場合、リーグ戦の複数試合に加えてコパ・デル・レイの準決勝および決勝(進出した場合)に影響を及ぼすことになります。連盟の最終判断がどうなるのか、多くのファンが注目しています。
今回の騒動を通じて、選手と審判の間のコミュニケーションの重要性が改めて浮き彫りになっています。