エンバペの華麗なプレイでレアル・マドリード、ベスト8進出を決定
2023年1月16日に開催されたコパ・デル・レイ(国王杯)のラウンド16で、レアル・マドリードはセルタと対戦しました。前のラウンドでは、デポルティバ・ミネラを5-0で破り、その勢いを保っています。しかし、直前のスーペルコパ・デ・エスパーニャ決勝ではバルセロナに大敗したため、今回の試合での巻き返しが求められました。カルロ・アンチェロッティ監督は、バルセロナ戦から6人のメンバーを変更し、エンバペを中心とした新しい布陣で臨みました。
エンバペの先制弾で試合の流れを変える
試合の序盤、レアル・マドリードは試合の主導権を握り続けるも、なかなか決定機を生み出せませんでした。しかし、37分にはキリアン・エンバペが左サイドで巧みにボールを収めると、ヴィニシウス・ジュニオールを経由してチュアメニへパス。これが実を結び、最終的にエンバペが見事なドリブルで1対1の場面を作り出し、冷静なシュートでチームに先制点をもたらしました。まさにエンバペの個人技が際立った瞬間でした。
ヴィニシウス・ジュニオールの追加点でリードを広げる
48分、レアル・マドリードはGKからのビルドアップを試み、フラン・ガルシアからエンバペへと巧妙にパスが繋がりました。エンバペはそこからB・ディアスにボールを送ると、ヴィニシウスがダイレクトでゴールを決めた瞬間、スタジアムは熱狂に包まれました。このプレーはエンバペの視野の広さを示すものであり、彼の影響力をさらに際立たせました。
逆転の危機とエンドリッキの劇的ゴール
その後、セルタも反撃し、83分にジョナタン・バンバが得点し、さらにはアロンソのPKで試合は2-2の振り出しに戻されました。しかし、延長戦に入っても諦めないレアル・マドリード。108分には右サイドでボールを持ったL・バスケスからギュレルへのパスがつながり、エンドリッキが強烈なシュートを決めて勝ち越しに成功。このゴールが試合の決定打となりました。
エンドリッキとバルベルデが勝利を駆け引き
112分にはフェデリコ・バルベルデがさらに追加点をマークし、終了間際にはエンドリッキが再びネットを揺らし、最終的に5-2のスコアでレアル・マドリードが勝利を収めました。この結果で、レアル・マドリードはコパ・デル・レイベスト8に進出。次の準々決勝は来月4日に予定されています。エンバペの影響力がさらに試されることとなるでしょう。
【スコア】
レアル・マドリード 5-2 セルタ
【得点者】
1-0 37分 **キリアン・エンバペ**(レアル・マドリード)
2-0 48分 ヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード)
2-1 83分 ジョナタン・バンバ(セルタ)
2-2 90+1分 マルコス・アロンソ(セルタ)
3-2 108分 エンドリッキ(レアル・マドリード)
4-2 112分 フェデリコ・バルベルデ(レアル・マドリード)
5-2 119分 エンドリッキ(レアル・マドリード)