兵庫県警の捜査関係者が語る:元県議竹内英明氏の死の真相
元県議竹内英明氏の死について
兵庫県の元県議である竹内英明氏(50)が20日、自ら命を絶ったことが報じられました。この件について、政治団体「NHKから国民を守る党」の党首である立花孝志氏(57)は、自身のYouTubeチャンネルにて、竹内氏が「兵庫県警の捜査関係者」から任意の事情聴取を受けていたと主張し、「竹内県議は逮捕されるのが怖くて自ら命を絶った」と訴えました。
兵庫県警の見解
しかし、兵庫県警の捜査関係者は同日に産経新聞の取材に応じ、「竹内氏に対して任意の事情聴取も行っておらず、逮捕の予定もなかった」との見解を示しました。この発言は、立花氏の主張を否定するものであり、竹内氏の死に関わる捜査方針についての疑惑を払拭する内容です。
立花孝志氏の発言とSNSの影響
立花氏はX(旧Twitter)でも竹内氏の死について「逮捕してあげたほうがよかった」と述べ、自身のYouTubeチャンネルでは「1月20日に(竹内氏を)逮捕すると県警は考えていた」との情報があると主張しました。しかし、この発言には確固たる裏付けがなく、SNS上での影響力を利用した憶測に過ぎない可能性があります。
竹内氏の背景と辞職の経緯
竹内英明氏は兵庫県議会会派「ひょうご県民連合」に所属し、斎藤元彦知事の疑惑を追及する特別委員会の委員を務めていました。昨年11月には知事選期間中に誹謗中傷を受け、議員辞職を余儀なくされていました。彼の辞職理由としては、斎藤知事を支援する立花氏が選挙期間中にSNSでの虚偽情報拡散などを行い、生活が脅かされたためという説明がされています。
家族の苦悩
竹内氏の家族は、議員辞職後も続く誹謗中傷が生活に深刻な影響を与えたと語っています。「議員でなくなった後も誹謗中傷は止まず、仕事を奪われ、生活が大きく変わってしまいました」と述べ、誹謗中傷の影響がいかに深刻であったかを物語っています。
このような背景から、兵庫県警の捜査関係者の発言が注目されており、真相解明に向けた今後の展開が期待されています。