月曜の朝から心動かされるドラマ「おむすび」
2024年12月9日、女優の橋本環奈が主演を務める連続テレビ小説「おむすび」(NHK総合・毎週月~土あさ8時~ほか)の第51話が放送されました。このエピソードでは、さくら商店街の靴店店主・孝雄(緒形直人)のストーリーが深く話題になっており、多くの視聴者の心をつかみました。
孝雄(緒形直人)、娘・真紀の思いに初めて触れる
孝雄は阪神・淡路大震災でひとり娘・真紀(大島美優)を亡くし、その悲しみを12年もの間抱えたままでした。真紀の親友結の姉である歩(仲里依紗)は、孝雄を励まそうと古くなった靴をギャル靴にリメイクして欲しいと頼みますが、孝雄は「あなたを見ると真紀を思い出す」として断ります。
しかし、その後歩が仕事で急遽ロサンゼルスへ行くことになり、旅支度をする中で孝雄の店を訪れます。そこで結が、真紀が生前「お父ちゃんは日本一の靴職人」だと言っていたことを孝雄に伝えます。それを聞いた孝雄は心を揺さぶられ、娘の想いを初めて理解します。
月曜の朝から心に響く孝雄の再出発
翌日、歩は真紀の墓を訪れ、出発前の挨拶を行います。その時、孝雄が現れ、「試しに1足だけ作ってみた」と言って靴箱を差し出します。中には歩のデザイン通りにリボンやストーンがついた厚底のギャル靴が入っていました。歩はこの靴を絶賛するとともに、ギャルになりたかった真紀の遺志を継ぐと涙ながらに語ります。このシーンは「月曜の朝から」多くの視聴者の涙を誘いました。
孝雄は、「あと19足ね。それよりもっといいもの作って請求させてもらうよ!」と歩に笑顔で語り、新たな一歩を踏み出しました。
視聴者の感動の声がSNSで続々と
真紀の死から12年、止まっていた時間をついに動かし始めた孝雄の物語に、SNS上では視聴者からの多数の反響が見られました。「ナベさんがやっと笑った」「真紀ちゃんに見せたい」「月曜の朝から号泣してしまった」など、孝雄の笑顔に多くの人々が感動を覚えています。
橋本環奈主演の話題作「おむすび」とは
「おむすび」は、朝ドラ第111作目として根本ノンジ氏が脚本を手掛けるオリジナル作品です。平成時代の福岡、神戸、大阪を舞台に、平成元年生まれの主人公・米田結が栄養士として人の心と未来を結んでいく“平成青春グラフィティ”となっています。橋本環奈の演技にも注目が集まっており、多くの視聴者が毎週の放送を楽しみにしています。