アルバレスが光ったマドリード・ダービーの激戦を振り返る
スペイン・ラ・リーガ第23節は、サンティアゴ・ベルナベウで行われ、首位のレアル・マドリーと2位のアトレティコ・マドリーが1-1の引き分けに終わりました。この結果、両チームの勝ち点差は引き続き「1」となり、次の試合に向けた緊張感が高まります。
アルバレスの活躍とアトレティコの奪取ゴール
試合は前半31分、アトレティコ・マドリーが先制しました。DFハビ・ガランのクロスボールにより、ペナルティエリア内でMFサムエウ・リーノがレアルのMFオーレリアン・チュアメニに足を踏まれ、ビデオ判定(VAR)の結果、PKが与えられました。キッカーを務めたフリアン・アルバレスが見事にゴールを決め、今シーズンの7得点目を挙げています。
レアル・マドリーの反撃と決定機
後半開始から5分、レアルはFWロドリゴ・ゴエスがペナルティエリア右から切り込み、MFジュード・ベリンガムのシュートがDFホセ・マリア・ヒメネスにブロックされましたが、こぼれ球をFWキリアン・ムバッペが押し込み、1-1の同点に追いつきました。その後、ビニシウス・ジュニオールのクロスにベリンガムがヘディングで応じたものの、惜しくもクロスバーを直撃。また、積極的な攻撃を見せますが、試合は1-1のまま終了しました。
アンチェロッティ監督の試合後コメント
試合後、レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督は、「特に後半は試合を完全にコントロールできた。我々のプレーはとても良かったので、引き分けたが良い気分だ」と振り返りました。試合の前半については「動きが鈍く、アグレッシブさが欠けていた」と反省を口にしました。
また、PKの判定については「レフェリーの判定については話したくない。VARが判定を下し、レフェリーが最善の判断をしたのは間違いない。これ以上の論争には関わりたくない」と述べ、審判の決定を尊重する姿勢を示しました。
次節の試合は15日に開催され、レアル・マドリーはオサスナと、アトレティコ・マドリーはセルタと対戦します。今後もラ・リーガの首位争いに目が離せません。