「超大型契約」で揺れる巨人の野球界
ライデル・マルティネス投手の加入
中日から自由契約となったライデル・マルティネス投手(28)が巨人と来季の契約を結ぶことで基本合意したことが15日、分かりました。近日中には正式な発表が予定されています。海外報道によれば、2年総額24億円の超大型契約が結ばれる見込みです。
巨人のリリーフ陣の変革
マルティネス投手の加入に伴い、大勢投手(25)の守護神を務める配置に変化があります。今季43セーブで2度目のセーブ王に輝いたマルティネス投手は、「私の夢は日本シリーズに出場して優勝すること」と意気込んでいます。
大物助っ人であるマルティネス投手の加入により、大勢投手の起用法に注目が集まります。阿部監督は、「八回が鬼門だったから」という理由から、大勢投手に八回のセットアップを委ねる考えを示しています。今季29セーブ、防御率0.88の大勢投手がつなぎ、同1.09のマルティネス投手が締める構想に期待が寄せられています。
リリーフ陣の布陣
阿部監督は、来季のピッチング戦略を練る中で、六回までに相手から点を奪わせない布陣を構築する意向を示しています。また、今季のリリーフ陣で活躍した選手たちにも引き続き期待が寄せられています。
契約金の騒動
ライデル・マルティネス投手との契約金については、2年1600万ドル(約24億円)で契約の最終段階に入っているとの報道がありました。年俸12億円となれば、NPB史上最高額となる見通しです。
結び
「守りの野球」を掲げる阿部監督にとって、マルティネス投手の加入はチームにとって大きな補強となります。リリーフ陣の再編成を通じて、巨人は来季13年ぶりの日本一を目指す姿勢が見え隠れしています。