佐々木朗希、メジャーリーグでの挑戦と成長
2025年4月5日、フィラデルフィアでの試合でドジャースの佐々木朗希投手がフィリーズとの対戦でメジャーリーグ3度目の先発を務めました。試合は佐々木投手の活躍もあり、ドジャースが3対1で勝利しました。
制球力の向上と投球内容の詳細
佐々木朗希投手は、制球面に課題がありましたが、今回は少し安定したピッチングを見せました。これまでの2度の先発のストライク率は44.6%と52.5%でしたが、この日は68球中41球がストライクで、ストライク率は60.3%に改善しました。
また、スプリットの投球数は28球で、投球の割合は41.2%となり、過去2試合における26.8%と23.0%を大幅に上回りました。一方、スライダーはわずか5球(7.4%)で、今シーズンの登板で最も少ない使用となりました。
直球の最速は5回に98.1マイル(約157.8キロ)を2度記録し、前回の96.9マイル(約155.9キロ)を上回るスピードを見せました。
試合の流れと転機
試合開始直後にシュワバー、ターナーの連打から無死二三塁のピンチを迎えましたが、その後は安定した投球を取り戻しました。2、3回は連続して3者凡退とし、反撃の機会を与えませんでした。
2対1とリードして迎えた5回、四球や右前打で無死一二塁となった場面で左腕バンダと交代となりました。このため、佐々木投手は勝利投手の権利目前で降板しましたが、代わりに出場したT・ヘルナンデスの好返球により同点は阻止されました。
チームメートの評価
三塁から佐々木の投球を見守ったマンシーは「彼は素晴らしかった。初回が終わった後、彼には何か変化が見られ、まるで自分自身を信頼し、この場にふさわしいと気づいたようだった」と称賛しました。また、佐々木のスプリットについて「横から見ると、グラスノーのカーブのように見える。落差がかなり大きい」と感じ、驚いている様子を見せました。
メジャー3度目の先発であるにも関わらず、佐々木朗希投手はその実力を存分に発揮し、チームへの貢献を果たしました。今後も彼の成長が期待されます。