【佐々木朗希】メジャー初勝利を逃すも、その才能に期待高まる
ドジャースの佐々木朗希投手(23)は、フィリーズ戦でメジャーリーグにおいて3度目の先発登板を果たしました。5回途中で68球を投じて降板し、結果は4回0/3を3安打1失点、4奪三振2四球という内容でメジャー初勝利は逃しましたが、チームの3―1の勝利に貢献しました。
フィリーズ戦での佐々木朗希のパフォーマンス
試合は初回からピンチを迎えました。フィリーズはシュワバーとターナーの連打で無死二、三塁としましたが、佐々木は内野ゴロで1点を許したのみでした。2回から4回まではフィリーズを1四球に抑え、安定した投球を見せました。5回の無死一、二塁のピンチで佐々木が降板した後も、フィリーズは併殺でチャンスをつぶしました。
打者から見た佐々木朗希の特徴
フィリーズの2番打者であるターナーは、佐々木の投球について「いい投手だ。他の投手とは違う、ファンキーなスプリッターを投げる。良い速球を持っているし、スライダーもいい。非常にユニーク」と評しました。佐々木朗希のスプリットに対して特に高く評価し、彼の運動能力の高さや、何をすべきかを理解していることを称えました。
スプリットに関する戦略と分析
ターナーは、スプリットを「米国ではあまり見かけない球種」と表現し、「日本ではより一般的だが、メジャーリーグでも増えつつある」と説明しました。山本由伸との違いについては「山本の方が球速はるかに速く、93マイルで投げる。一方、佐々木は86マイルで投げる。動きは速球のように見えて落ちるという点では似ているが、佐々木の方が背も高い」と分析しました。
佐々木朗希の将来の可能性
31歳の首位打者である選手は、佐々木について「最高の選手たちと対戦したいと思っている。その意味で彼は将来、その一人になる可能性がある」と期待を寄せました。クレイトン・カーショーやザック・ウィーラーといった名選手との対戦が、自身を測る基準になるとし、佐々木がそのような選手になる可能性を感じているのです。
ストットも佐々木のスプリットに注目し、「初球のストライクを打ってダメージを与えようとしたが、スプリットを打つのは難しい」と見解を述べました。佐々木の球がしっかり機能していたことを指摘しつつ、「彼のスプリットは予測不能な球種」とのコメントを残しました。
このように、佐々木朗希の成長に対する期待が高まる中、今後の活躍がますます楽しみです。