【バルトラ】による劇的防御で巴サにドロー:ラ・リーガ バルセロナとベティスの熱戦を振り返る
バルセロナ対ベティス:熱戦の幕開け
5日のラ・リーガ第30節、バルセロナはホームでベティスと対戦し、1-1のドローで終えました。ラ・リーガでの9連勝中のバルセロナと、前節でセビージャに勝利してから6連勝中のベティスという、勢いに乗る2チームによる一戦でした。
バルセロナの戦略と展開
フリック監督は、チャンピオンズリーグ準々決勝ボルシア・ドルトムント戦を控えつつも、主力選手を起用しました。先発にはGKシュチェスニー、DFクンデ、アラウホ、クバルシ、バルデ、MFぺドリ、フレンキー・デ・ヨング、FWレヴァンドフスキらが名を連ねました。試合開始から7分、クンデがボールを奪い、フェランがガビにパスを送りこみ、華麗なシュートでバルセロナが先制点を挙げました。
ベティスの反撃とバルトラの存在感
ベティスも負けじと反撃し、17分にはCKからナタンのヘディングシュートで同点に追いつきます。この場面ではベティスの後部組織出身のバルトラが隙を見せませんでした。彼のディフェンシブなプレーが試合の行方を左右しました。
試合の浮き沈みとバルトラの影響
その後は一進一退の攻防が続きました。ベティスはイスコを欠くながらも攻撃を繰り出し、バルセロナは選手たちの動きが鈍くなっている中で勝ち越しを狙いました。特にぺドリとヤマルの動きには精彩を欠いているように見えました。しかし、バルセロナは多くのチャンスを生成しましたが、バルトラの堅実な守備に阻まれ、試合は1-1のまま折り返します。
後半の激闘と結末
後半に入り、バルセロナは攻勢を強めましたが、ゴールまでの道は遠く、ベティスの守護神バルトラが光りました。フリック監督は交代策を講じ、フレンキー・デ・ヨングらを下げて新たな力を投入しましたが、最後までバルトラの守備を崩すことはできませんでした。試合はドローで終了しましたが、バルトラの存在感が際立ちました。
優勝争いへの影響
ラ・リーガで9連勝中だったバルセロナは、ここで勝ち点を取れず、同日にバレンシアに敗れた2位レアル・マドリーとの勝ち点差を4までしか広げられませんでした。この試合でのドローは、バルセロナにとって大きなリードを手に入れる機会を逃した形となりました。