東日本大震災から14年目を迎えた日、嶋基宏の語る思い
2023年3月11日、東日本大震災から14年目を迎えたこの日、ヤクルト・嶋基宏ヘッドコーチが、かつての所属チームとのオープン戦(静岡)を前に取材に応じ、今の思いを語りました。
忘れられない「3・11」、心に刻まれた日
2011年3月11日、東日本大震災の日は、嶋コーチにとって「**忘れられない日**」として胸に刻まれています。2011年4月2日、札幌ドームで行われた楽天対日本ハム戦の試合前、当時選手会長を務めていた嶋コーチは、力強く次のようにスピーチしました。
「見せましょう、野球の底力を。見せましょう、野球選手の底力を。見せましょう、野球ファンの底力を。共に頑張ろう東北! 支え合おうニッポン! 僕たちも野球の底力を信じて、精一杯プレーします」
このスピーチは全国に**勇気を届け**ました。あれから14年が経ち、**ユニホームは変わっても東北への思いは不変**であり、「忘れたことはないですし、これからも忘れることはない」と語ります。
楽天の日本一が示したスポーツの力
震災から2年後、楽天は球団史上初の日本一に輝き、その中で感じたのは、野球が持つ無限の可能性でした。
嶋コーチは「多くの方に、感動や勇気を与えられるのは本当にスポーツの魅力だと実感しました。今はスワローズの一員として、**感動をファンに与え続けるようなチームを作りたい**と思っています」と述べました。
運命的な古巣との対戦、未来へのメッセージ
この特別な日に古巣と対戦することについて、「**何かの縁**だと思っています。今はプレーをすることはないですが、スワローズの若い選手たちがグラウンドで躍動する姿をファンの方々に見ていただければと思います」と締めくくりました。
これからも嶋コーチは、第二の故郷である東北への思いを大切にし続け、メッセージを発信していきます。