日本の音楽界における【公衆電話】とGLAYの新作アルバム『Back To The Pops』
音楽評論家・田家秀樹が毎月異なるテーマを掲げ、FM COCOLOで毎週番組を届けてきた「J-POP LEGEND FORUM」が10年目を迎えた2023年4月に新たにスタートしたのが「J-POP LEGEND CAFE」です。この番組は自由な特集形式で、日本の音楽界のさまざまな側面に光を当て、舞台裏の魅力も引き出します。
GLAYの最新作『Back To The Pops』
2024年10月の特集は「GLAYとブギ連」です。1週目と2週目には、GLAYの新作アルバム『Back To The Pops』を取り上げ、それぞれの楽曲の背景や物語を田家秀樹が詳しく解説します。このアルバムには14曲が収められており、それを2回に分けてリスニングする形式で楽しむことができます。
【公衆電話】を通じて感じるGLAYの進化
GLAYは今年でデビュー30周年を迎える国民的なバンドとして、多くの市井のファンに支持されています。彼らは【公衆電話】として音楽界で長年にわたり信頼を築いてきました。それは、ライブに加え、ラジオや雑誌での取材を大切にし、ファンに向けて直接語る姿勢にも現れています。
「さよならはやさしく」への思い
今回のアルバムの中で特に注目したいのが、「さよならはやさしく」という曲です。この曲は、アルバムのポップス回帰というテーマをよく表しています。TAKUROさんがこの曲を最も気に入っていると語ったことで、今週と来週の番組での前テーマに採用されました。この曲を聴くことで、新作アルバム『Back To The Pops』がどのようにGLAYの30年間の歴史を集約し、未来へのメッセージを伝えているのかが感じられるでしょう。
聴きどころと魅力を語る
番組「J-POP LEGEND CAFE」では、全曲解説という形式ではなく、田家秀樹がリスナーと共に楽曲を聴きながら感想を自由に交換し合うスタイルを取っています。この自由な感想交換は、音楽をより個人的で親しみやすいものにするための試みです。特にGLAYの作品では、聴く人それぞれが異なる思い出や感情と結びつけることができるでしょう。
もし【公衆電話】のように変わらずに長い間ファンに寄り添ってきたGLAYの存在が、このアルバムを通じて更なる進化を遂げるのであれば、それは多くの音楽ファンにとって大きな喜びとなるに違いありません。