【マックス・シャーザー】ブルージェイズとの新たな挑戦
メジャーリーグで通算216勝を誇る投手、マックス・シャーザー(40歳)は、トロント・ブルージェイズと単年契約を結びました。この契約は1550万ドル(約24億円)にのぼるものとされ、複数の米メディアが大リーグ公式サイト「MLB.com」を通じて報じています。
シャーザーのこれまでのキャリア
シャーザーはこれまでに!サイ・ヤング賞を3度受賞した実績を持ちます。2023年シーズン途中にニューヨーク・メッツからテキサス・レンジャーズへ移籍し、同チームの初のワールドシリーズ制覇に大きく貢献しました。しかし、オフシーズンにはヘルニアの手術を受け、親指の痛みに悩まされるなど、苦労を重ねました。
昨シーズンの苦闘
2023年シーズンのシャーザーは、負傷者リストからのスタートを強いられ、初登板は6月に持ち越されました。合計9試合に登板し、43回1/3を投げ、防御率3.95という成績を残しました。勝敗は2勝4敗と苦しいシーズンとなりました。
メジャー通算成績と今後の期待
シャーザーのメジャーリーグ通算成績は466試合で216勝112敗、防御率3.16と素晴らしいものがあります。彼の登板イニングは2878回で、今季中にも3000イニングを達成する可能性があります。この数字は、彼がいかにメジャーリーグで信頼され続けてきたかの証です。
ブルージェイズの補強戦略
ブルージェイズはオフシーズンにフアン・ソトやコービン・バーンズ、さらには佐々木朗希の獲得に乗り出したものの、これらの争奪戦では他チームに譲る結果となりました。しかし、彼らは5年総額9250万ドル(約143億円)でアンソニー・サンタンダーと契約し、今回のシャーザーの獲得にも成功しました。このことでチーム戦力の強化に成功しています。
ブルージェイズの先発投手陣に加わるシャーザー
ブルージェイズの先発ローテーションにはケビン・ガウスマン、クリス・バジット、ホセ・ベリオスといった経験豊富な投手が揃っており、シャーザーの加入は大きな戦力アップを期待できます。彼がどのようにチームに貢献するのか注目です。
中継ぎ起用の可能性と日本での経験
先発候補の中には元中日のジャリエル・ロドリゲスも名前が挙がっており、大リーグ公式サイトはシャーザーの加入が彼を中継ぎに回す可能性を指摘しています。「日本で見事にこなした1イニングの役割の能力を考慮すると、ロドリゲスがチームの勝利に貢献する方法はたくさんある」と評価されています。