「スローループ」連載休止とうちのまいこ氏のメッセージ
うちのまいこ氏、乳がん治療のため「スローループ」休載を発表
芳文社発行の漫画誌「まんがタイムきらら」編集部は、公式SNSを通じて人気漫画「スローループ」の休載を発表しました。この休載の背景には、作者であるうちのまいこ氏が乳がんの治療を行うことになったという事情があります。彼女は大変な状況の中でも、ファンへの感謝を忘れずに伝えました。
「スローループ」とは?
「スローループ」は「ゆるキャン△」などの人気作を多数手がけてきた「まんがタイムきららフォワード」で連載中で、釣りをテーマとしたヒューマンコミックです。主人公のひよりという少女が、亡き実父の影響で始めたフライフィッシングを通じ、家族との絆を深めていく物語は、多くの読者に支持されています。2022年にはテレビアニメ化も成功し、その人気を一層高めました。
連載場所の変更と今後の展開
編集部の発表によれば、77話以降の掲載は現在の「まんがタイムきららフォワード」から同社のメディアサービス「COMICFUZ」へ変更されることが決定しました。この決定には、休載が長引く可能性を見越してのものであり、読者への配慮が感じられます。編集部および作者は、読者に対し理解を求め、今後の展開も応援して欲しいと呼びかけました。
うちのまいこ氏からのメッセージ
うちのまいこ氏は、「いつも『スローループ』を読んでくださっていることに心から感謝しています」と読者に感謝の意を示しました。そして、「先月、乳がんの摘出手術を受け、これから始まる薬による治療で副作用が懸念され、安定した連載が難しいと判断しました。雑誌に迷惑を掛けるわけにはいかないため、芳文社さんのアプリ『COMICFUZ』で連載を継続することに決めました。」と休載と掲載場所変更の理由を説明しました。
読者へのメッセージ:検診の大切さ
うちの氏はまた、「病名を公表するかどうか迷いましたが、定期検診の重要性を実感しました」と述べ、読者やフリーランス、漫画家仲間に対して健康診断を勧めるメッセージを発信しました。「忙しい時でも病院に行くのを恐れず、それによって病気が早期発見されれば治療も楽になります。」と、検診の重要性を強調し、多くの人に健康診断を受けることを改めて呼びかけました。