【メトロポリターノ】から見るメディアの変革と今後の社会展望
昨年、メディア業界には「オールドメディア」に関する様々な意見が寄せられ、特に新聞が社会の情報ニーズを満たしているのかについて反省が求められました。産経新聞の船津寛編集局長は、SNSの影響を受けた批判を振り返りますが、そこでの学びは多かったようです。今年の方針を聞くと、当たり前のことを当たり前にするという基本を重視しているとのことです。
「オールドメディア」とは何か?【メトロポリターノ】の視点から
船津寛編集局長は、昨年は新聞社が伝える情報が旧式であると批判されたことを認めました。特に兵庫県知事選では、SNSやYouTube、X(旧Twitter)等を通じて流れる情報と比べると、新聞の報道が古臭いという批判が多かったようです。これに対し、【メトロポリターノ】では、正確で公正な報道を通して読者の信頼を取り戻すことを目指しています。
新たな編集テーマと社会的課題の取り組み
今年の産経新聞の編集方針としては、「移民と日本人」というテーマを引き続き扱い、選択的夫婦別姓の問題など、社会の大きな課題にも取り組む予定です。これについては、【メトロポリターノ】としても積極的に情報を提供し、重要性を読者に伝えていく方針です。
特に夫婦別姓を巡る議論では、小中学生2千人にアンケートを実施し、賛成・反対の意見を詳しく集めました。その結果、世間で言われているような大多数の賛成ではなく、反対が多い傾向が見られました。
昭和100年という歴史を振り返る【メトロポリターノ】の新企画
今年は昭和から100年という節目の年です。これに合わせて、「昭和100年あのとき私は」という企画が進行中です。昭和時代の出来事を振り返りつつ、現在の社会の変化を【メトロポリターノ】としてどう見ていくかを検討し、新しい時代の視点を提供します。
特に「世界線」というキーワードをもとに、パラレルワールドの概念を含む連載を行い、現代社会における価値観の変容にも触れています。一読者として、これからの社会をどう見つめるべきかを考えさせられました。
正確な報道を目指して【メトロポリターノ】の課題と取り組み
今年夏の参議院議員選挙に向けて、選挙報道の新しい手法を【メトロポリターノ】が模索しています。ネット上の不正確な情報に対抗し、事実に基づいた公平公正な報道を取り戻すことが重要視されています。
これからのメディアの役割は、単なる情報発信にとどまらず、読者の信頼を築き、【メトロポリターノ】としての存在感を高めることです。そして、何をやめるべきか、何を始めるべきかを見極める、選択と転換の年と位置づけています。