マドリードダービー:Rマドリード対Aマドリードの激闘
スペインリーグ第23節、サンティアゴ・ベルナベウにて、RマドリードとAマドリードがダービーマッチを迎えました。これで両チームが対戦するのは176回目となります。Rマドリードはこれまでの対戦で91勝を挙げており、アドバンテージを持っていますが、最近の4試合では勝利を収められていません。
Rマドリードの強さと課題
Rマドリードは、アウェーでのエスパニョール戦で敗北を喫しながらも首位を維持しています。しかし、カルバハルやミリトンをはじめとするDF陣の負傷者も少なくはなく、苦境に立たされています。それでもアンチェロッティ監督は、スタメンを7人変更し、エムバペ、ビニシウス、ロドリゴ、ベリンガムを攻撃陣に起用しました。3日後のマンチェスター・シティーとの試合に向け、力を惜しまずプレーしました。
Aマドリードの好調ぶり
Aマドリードは、スペインリーグでRマドリードに勝ち点1差、公式戦3連勝中と好調を維持しています。シメオネ監督は、ル・ノルマンの欠場の中、4人の選手を入れ替え、グリーズマンとフリアン・アルバレスが前線でコンビを組みました。5試合負けなしの勢いで欧州チャンピオンズリーグのラウンド16にも進出しており、負傷者がいないことも好材料です。
試合の流れ
試合前、スタジアムはRマドリードのエンブレムを模したモザイクで彩られ、MVPに輝いたエムバペの表彰式で賑わいました。序盤は両チームが様子を見合う展開が続きましたが、Rマドリードが徐々に攻撃のリズムを掴んでいきます。20分にはビニシウスがミドルシュートを放つも、ゴールには届かず。片やAマドリードは、35分にPKを獲得しフリアン・アルバレスが決めて1点を先制しました。
後半の戦いとオブラクの堅守
後半、Rマドリードは反撃を開始。ロドリゴの突破からエムバペがゴールを奪い、1-1となります。その後もRマドリードが攻勢を強め、ビニシウスやベリンガムが次々とシュートを放ちます。しかし、Aマドリードのゴールキーパー、オブラクの堅い守備が光り、得点を許しません。
シメオネ監督も選手交代で対抗しますが、試合の主導権はRマドリードが握り続けました。試合終盤、モドリッチとカマビンガを投入し中盤を活性化させるも、最終的に1-1の引き分けに終わりました。Rマドリードは勝ち点50、Aマドリードは勝ち点49で順位の変動はありませんでした。
試合結果の意味
この結果により、3位のバルセロナ(勝ち点45)はセビリアとの次の対戦で勝ち点差を縮めるチャンスとなり、スペインリーグの首位争いはさらに熱を帯びていきます。守護神オブラクの活躍が際立ったこの試合は、今後の展開にどのような影響をもたらすのでしょうか。