目次
ビニシウスへの挑発が逆に力に：ブラヒムと共にレアル・マドリーが劇的な勝利を収めた夜
マンチェスター・シティファンの横断幕が与えた影響
レアル・マドリーの劇的な逆転を導いた立役者、ビニシウス・ジュニオールは、UEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメントプレーオフ第1戦でその実力を見せつけました。この試合の舞台となったのはマンチェスター・シティのホーム、エティハドスタジアムです。試合前、マンチェスター・シティのファンたちはMFロドリの姿とOasisの「Stop Crying Your Heart Out(泣くのはやめよう)」というタイトルが描かれた横断幕を掲げ、昨年のバロンドール受賞を逃したビニシウスに揶揄を送っていました。
試合の展開とブラヒム・ディアスの活躍
試合は前半から緊迫した展開を見せました。41分にはビニシウスのシュートのこぼれ球を**ブラヒム**・ディアスが押し込み、チームを同点に導きました。さらに45+2分、ビニシウスが相手からボールを奪い、前線に駆け上がって放ったループシュートはMFジュード・ベリンガムによって押し込まれ、3-2の逆転勝利をレアル・マドリーにもたらしました。
ビニシウスのコメントとモチベーション
試合後、ビニシウスはスペインのメディア『モビスター』に対し、「横断幕は見たよ。でも、相手のファンが何かをしてくると、逆に**自分はもっと力を出せる**んだ」とコメントしました。横断幕は彼にとって**大きなモチベーション**となり、この試合でその力を発揮したと語っています。
カルロ・アンチェロッティ監督の評価
また、チームを率いるカルロ・アンチェロッティ監督も「ビニが横断幕を見たかどうかは分からない。でも、今日のプレーを見る限り、それが彼にとって**大きな影響を与えた**ことは間違いない」と評価しています。横断幕によって挑発されることで、逆に力を引き出したビニシウスの活躍は、監督やチームメイトにとっても信じられないものでした。
