リバプールとエバートンの死闘:フラーフェンベルフの起用が生む新たな戦略
プレミアリーグ第15節:熱狂の試合概要
現地時間の2月12日、リバプールは第15節の延期分として宿敵エバートンと対戦しました。試合はエバートンのホーム、グディソン・パークで行われ、注目のフラーフェンベルフが起用されることとなりました。リバプールはモハメド・サラーの活躍によって、対戦相手に圧力をかけ続けた試合でした。
前半戦の展開:エバートンの先制点とリバプールの応答
試合は開始11分という早い段階で、エバートンのベトによるFKからのゴールで幕を開けました。これはモイーズ監督が12年ぶりにチームに復帰したエバートンにとっての先制点です。しかし、リバプールはその5分後、サラーのクロスにマカリステルが絶妙なヘディングで合わせすぐさま同点に追いつきました。
モハメド・サラーの輝き:歴史的な記録達成
この試合で、サラーは今シーズンのアウェーゲームで13ゴール9アシストを記録し、データサイト『Opta』によれば、1993-94シーズンにアンディ・コールが記録した「21」の得点関与を超える「22」の記録を達成しました。
フラーフェンベルフの投入と戦略的な交代劇
試合は同点のまま進み、61分にリバプールは2枚替えを敢行しました。ブラッドリーとフラーフェンベルフが交代でフィールドに立ち、新たな流れを作り出しました。続く67分には再びチャンスを作り出しましたが、ネットは揺れましたが、オフサイドで得点ならず。さらに69分にも交代が行われ、ツィミカスとヌニェスが投入されました。この交代が奏功し、73分にサラーが勝ち越し点を決めました。
試合の結末:最後の瞬間に訪れたドラマ
試合はリバプールが勝利かと思われましたが、終了間際の90+8分にターコウスキに同点弾を決められ、試合は2-2の引き分けで終了しました。エバートンが新スタジアムへ移転するため、グディソン・パークでの最後のマージーサイドダービーはドラマティックな幕引きでした。
遠藤航の状況と試合の余波
この試合で遠藤航は残念ながら出番がありませんでしたが、リバプールの選手層の厚さと戦術の可能性を示す試合となりました。特にフラーフェンベルフの起用により、今後の試合での新たな展開が期待されます。