2023年パ・リーグ展望と注目の選手たち: 山﨑福也の影響
現役時代に横浜（現DeNA)で輝かしい実績を持つ野村弘樹氏と、ヤクルトでの活躍が光る宮本慎也氏が、YouTubeチャンネル「アスリートチャンネル」にゲスト出演し、2023年のパ・リーグの順位予想を行いました。
パ・リーグの順位予想とソフトバンクの優勝の鍵
野村氏の予想は次の通りです。1位になったのはソフトバンク。昨年と同様に優勝候補とされ、佐々木朗希が抜けたロッテを2位としました。
ソフトバンクからは正捕手の甲斐拓也がFAで巨人に移籍したため、扇の要を欠く不安があります。しかし、野村氏は「海野がメインでやってくれるのではないか」と期待を寄せています。**海野隆司**は昨年、甲斐に次いで多くマスクをかぶった成長株として、宮本氏も「投手陣が安定しているので守りさえしっかりしていれば」と手堅い見方をしています。
ロッテと日本ハムの魅力と課題
ロッテについて野村氏は「日本ハムと迷ったんですけど、しぶとい野球をしそう」として2位に予想しました。一方、日本ハムの3位予想には「楽しみな部分もあるが、計算できるかというと難しい」と指摘しました。昨年躍進した日本ハムですが、今シーズンも不安定な要素があります。
オリックスの挑戦 : 山﨑福也の退団と投手陣の再構築
2021年から2023年のリーグ3連覇を果たしたオリックスは、昨季5位と不調に終わりました。2023シーズンに16勝を挙げたエース・山本由伸がメジャーリーグに移籍、訪販した山﨑福也もFAで日本ハムに移籍し、先発陣の柱が抜けたことが一因です。
重要な選手として宮本氏が挙げたのは、5年目の**山下舜平大**です。プロ初登板で開幕投手を務めた2023年には9勝3敗、防御率1.61の成績でチームの優勝に貢献しましたが、昨季は制球難とコンディション不良で11試合に登板し3勝6敗、防御率3.38となりました。
宮本氏は「山下がポテンシャルを発揮すれば10勝以上はできる」とし、彼の活躍次第で上位進出が可能としています。
強力な補強とオリックスの可能性
オリックスは九里亜蓮が広島からFAで加入し、注目を集めました。九里については”イニングイーター”としての役割が期待されており、2017年から8年連続で100イニング以上を投げ、2023年にはリーグ最多の174.1イニングを記録しています。野村氏も「イニングを稼げるピッチャーは貴重」と述べ、先発ローテーションの一角を担うことがチームのプラスになると評価しています。
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