ビセックとインテルのコッパ・イタリア戦
インテルの勝利と戦術変更
インテルは19日、コッパ・イタリアのラウンド16でウディネーゼとホームで対戦し2-0で勝利した。今ラウンドからの参戦となったインテルは、圧勝した3日前のラツィオ戦からビセックとバストーニ以外の先発メンバー9人を変更。アルナウトビッチとタレミを2トップに据えた[3-5-2]の布陣で試合に臨んだ。
先制点シーンと前半の展開
試合は開始早々の6分にインテルがチャンスを迎える。アスラニの鋭いロングパスでDFの裏に抜け出したアルナウトビッチがボックス右から侵入。カットインから放たれたシュートがブロックに入ったDFカバセレの右腕に当たると、主審はPKを宣告。しかし、オンフィールドレビューの末に判定が覆り、PKは取り消された。先制のチャンスを逃すも前半の主導権を握ったインテルは30分、エケレカンプのバックパスを敵陣中盤でカットしたタレミがショートカウンターを仕掛けると、ラストパスをアルナウトビッチがゴール右隅にシュートを流し込んだ。先制したインテルは、前半終了間際の追加タイム2分にもアスラニの右CKが誰にも触れられずゴール前でバウンドすると、このボールがそのままネットに吸い込まれた。
後半のスコアレスと結果
迎えた後半は、立ち上がりから膠着状態が続くと、インテルは63分にアルナウトビッチ、アスラニ、バストーニを下げてラウタロ・マルティネス、チャルハノール、ダンフリースを投入。すると77分、相手のスルーパスを最終ラインのDFビセックが弾き返すと、ラウタロ・マルティネス繋いだボールに反応したタレミがボックス内まで持ち上がりシュート。しかし、これは右ポストに弾かれた。結局、最後までスコアは動かず。2-0で勝利したインテルが2大会ぶりのベスト8進出を決めた。