映画主演「雪風 YUKIKAZE」竹野内豊、実在駆逐艦の艦長役に抜擢
小型駆逐艦「雪風」の役割と活躍
竹野内豊(53)が、映画「雪風 YUKIKAZE」(2025年8月公開)に主演し、太平洋戦争で活躍した実在の駆逐艦「雪風」の艦長を演じることが9日、明らかになった。
有名な「大和」「武蔵」といった戦艦に比べ、**小型で小回りの効く駆逐艦**は、艦隊の前線で魚雷戦を仕掛け、戦いの先陣を切るのが本来の役目。太平洋戦争では、機動性を生かした兵員や物資の輸送、沈没船の乗員救助などに活躍した。
「雪風」の特異な存在と映画のストーリー
竹野内演じる艦長・寺澤一利は、さまざまな資料を基にしたオリジナルキャラクター。リーダーシップと武士道精神を兼ね備え、的確な判断で戦場を切り抜ける。**「雪風」は唯一の無傷終戦を迎えた甲型駆逐艦**であり、映画ではその伝説的な不沈艦のストーリーが、現代に至る壮大なスケールで描かれている。
今年5~6月にかけて撮影された映画は、現在ポストプロダクションが進行中であり、次なる段階に進んでいる。
平和への思いと映画のメッセージ
竹野内豊は、終戦80周年の節目に、「**平和な未来を築き、美しい日本を守るためには、何を思い、何を大切にしていくべきか**」との問いに応える姿勢を示しました。彼は「この映画が一人一人の心に届き、多くの人が考えるきっかけとなれば幸いです」と期待を寄せています。