リバプール対ニューカッスル戦:死闘の末、3-3のドローに終わる
リバプールの壮絶な戦い
遠藤航が所属するリバプールは現地12月4日に行なわれたプレミアリーグの第14節で、ニューカッスルとアウェーで対戦。死闘の末に3-3のドローに終わった。
二度のリードを奪われる苦しい展開のなか、67分にモハメド・サラーのゴールで追いつくと、83分にもこのエースがネットを揺らし、3-2と勝ち越す。首位チームがこのままリーグ戦5連勝を飾るかと思われた90分、まさかのミスが起こる。
ケレハーの痛恨のミス
相手のセットプレーで、ブルーノ・ギマランイスが蹴ったボールを、GKクィービーン・ケレハーがキャッチをしようとするが、そのままゴールラインを割ると思ったのか直前で判断を変え、伸ばした手を引っ込める。だが、そこにいたのは相手DFのファビアン・シェア。滑り止みながら触ったボールが、そのまま無人のゴールに吸い込まれた。
評価と意見
リバプールの専門メディア『EMPIRE OF THE KOP』によれば、アーセナルのレジェンドである元イングランド代表FWのイアン・ライト氏は『Sky Sports』で、次のように発言した。
「クィービーンに何が起こったんだ?あそこで彼に何が起こった?キーパーは悪夢を見た!」
また、ケレハーの母国アイルランドのメディア『balls.ie』は、「このミスに信じられない思いで、こう言っていた」として、マンチェスター・ユナイテッドOBの元アイルランド代表MFロイ・キーン氏が同じ『Sky Sports』で発した発言を伝えている。
「ゴールキーパーなら、ボールをキャッチするのみで、放っておいてはいけない。何をしているんだ? 彼はキャッチしないといけない、そのまま放っておくなんて」
さらに英公共放送『BBC』によれば、リバプールのアルネ・スロット監督は「彼は我々のために驚くほどよくやってくれた。今日も我々のために役立ってくれた」と擁護しつつも、「残念ながら、彼は状況の判断を誤った」とこぼしている。
正守護神アリソン・ベッカー故障離脱の間、好セーブを連発してきたアイルランド代表GKにとっては、文字通り痛恨のワンプレーとなってしまった。
最後に
サッカーダイジェストWeb編集部より、この試合の様子をお伝えしました。ケレハーのミスからリバプールは3-3のドローで終わった試合、ファンや専門家からのコメントも多く寄せられています。