物語批判の哲学【ヨルゲンセン】
物語とは、人生の真実なのか
「誰だって、自分の人生という物語の主人公だ。」 だから、清涼飲料水広告の少女はいつも走っているし、面接では自分の人生を物語として流暢に語らねばならないし、インスタの投稿は「統一感」を大事にせねばならない。 【写真】「自己分析」の深い闇… けれども、本当にそうなのだろうか。 私の人生は、物語なのだろうか。物語「でしかない」のだろうか。 物語でない私の人生には、価値がないのだろうか。
過剰な「物語」に対する違和感
現代社会を覆い尽くす、過剰な「物語」に違和感を感じるあなたへ。美学者・難波優輝氏による【新連載】「物語批判の哲学」が幕を開ける––––。
物語化のニーズと問題
【連載】「物語批判の哲学」第1回:物語化のニーズと危うさ・中篇 >>まだお読みでない方は、第1回・前篇「面接にも広告にも…「人生は物語」に感じる違和感の正体!「ナラティブ」過剰の問題」もぜひお読みください。