一年で最も寒さが厳しい季節「大寒(だいかん)」について
1月20日、旧正月で12月21日にあたるこの日は、二十四節気で最後の節気である「大寒(だいかん)」を迎えます。この時期は一年で最も寒さが厳しく、「寒中」や「寒の内」とも呼ばれます。大寒(だいかん)の最後の日は「節分」で、その翌日が「立春」となり、新しい春の到来を感じる貴重な瞬間です。
「大寒(だいかん)」とは何か?
「大寒(だいかん)」は二十四節気のうち24番目にあたる節気で、太陽黄経300度に相当します。1月下旬から2月上旬にかけて、最も寒さが厳しい時期に訪れます。**大寒**の間、水は「寒中水」と呼ばれ、日本酒や味噌作りに適しているとされています。
「大寒(だいかん)」の風物詩
寒さが逆に取られるこの季節には、雪に覆われた金閣寺などが観光スポットとして人気を集めます。また、ふきのとうの芽吹きや鶏が卵を産みやすくなるなど、春の訪れを告げる兆しも少しずつ見え始めます。
「大寒(だいかん)」を乗り切る方法
寒中を乗り切るためには、**湯たんぽ**を使った温かさを有効活用し、また「陽池(ようち)」のツボを押すこともおすすめです。これにより体の巡りが促進され、冷えた手を温めることができます。寒さが厳しい季節ですが、あたたかくして過ごすことが大切です。
大寒期間中のイベント
例えば、写真展「アイスランド2002」などが開催されることもあります。寒い季節だからこそ、暖かい屋内で芸術を楽しむのも良い過ごし方です。静岡エリアをはじめとした各地域では、この時期に特有の行事やイベントが盛んに行われます。
暦の上での「大寒(だいかん)」の位置付け
この時期の気候の極点である「**大寒**」は、次なる季節「立春」へとつなぐ重要な節目でもあります。「立春」は旧暦では新しい年の始まりを意味し、新しい春の生命力を感じ始める瞬間です。
一年で最も寒さの厳しい大寒の時期ですが、確実に春に向かって季節は進んでいます。寒さに備えながらも、やがて来る春の芽吹きを感じて楽しみましょう。