南鳥島沖でのレアメタル採掘計画に注目
中国の国有企業による大規模採鉱計画
中国の国有企業が来年夏以降、小笠原諸島・南鳥島(東京都)沖を含む太平洋の公海2か所で、レアメタル(希少金属)を含む鉱物「マンガン団塊」を最大7500トン採鉱する大規模な試験を計画していることがわかった。商業開発が認められれば、希少金属の国際サプライチェーン(供給網)を中国に独占される可能性がある。
深海底の高度な技術が必要
水深5000メートル超の深海底で商業規模に近い採鉱を行うには**高い技術**が必要で、世界初とみられる。ここでの採鉱は商業規模における先駆的な試みであり、技術的な挑戦が待ち受けている。
画期的な採鉱装置の開発
海底に広がるマンガン団塊を**掃除機のように吸い取る**採鉱装置の開発が進められており、これが成功すれば深海採鉱の新たな時代を切り開く可能性がある。地球の希少資源を守りつつ、持続可能な採鉱技術の実現を目指している。