アップル社の新機能「Share Item Location」とは?
アップル社 iOSの新機能「Share Item Location」とは
アップル社は、iOSの新機能として「Share Item Location」を導入した。この機能は、持ち物の位置情報を航空会社らと安全に共有できるもの。持ち物探しに役立つ「AirTag」、またはアップル社製デバイスの「探す」ネットワークに対応するアクセサリの位置情報を、航空会社らと共有することで、受託手荷物の追跡が効率化できる。
「Share Item Location」のデルタ航空やシンガポール航空への導入
今後、数カ月以内でデルタ航空やシンガポール航空など大手航空会社が「Share Item Location」を導入する予定とされている。
新機能のリリースと利用方法
新機能は、iOS 18.2のパブリックベータ版の一部としてリリース。iPhone Xs以降向けに無料のソフトウェアアップデートとして、ますます多くのユーザーが利用できるようになる。ユーザーは、自分のiPhone、iPad、またはMacの「探す」アプリでShare Item Locationリンクを生成。リンクの受信者は、持ち物の位置情報をインタラクティブなマップ上に示すウェブサイトを表示できる。
リンクの表示と認証
受信者はリンクを表示するためにアップルのアカウント、またはパートナーのメールアドレスで認証する必要がある。
航空会社や地上職員が利用するSITAのShare Item Locationへの組み込み
また、航空輸送テクノロジー企業のSITAは、世界の航空会社500社以上と2800空港以上の地上職員が使用している手荷物追跡システム「WorldTracer」に、Share Item Locationを組み込んでいる。
※更新日時: 2023年5月17日