2025年のF1メルボルン・スーパースプリントでの興奮と波乱
2025年3月13日から16日にかけて、まだ木曜日であるにも関わらず、多くのファンが集まったアルバート・パーク・サーキットにて開催されたF1グランプリとRSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップ第2戦『メルボルン・スーパースプリント』。そこでの激しいレース展開が多くの観衆を魅了しました。
トリプルエイトの圧倒的な強さ
名門トリプルエイト・レースエンジニアリング(T8)は、週末の4戦中2ヒートでワン・ツーを達成し、揺るぎない強さを見せつけました。シボレー・カマロを駆るブロック・フィーニーが予選で連続ポールポジションを奪取し、レースの序盤からトップを走り続けました。その中で、フィーニーとウィル・ブラウンのチームワークが光り、トップの座を堅持しました。
マット・ストーン・レーシングの快挙
その一方で、サプライズをもたらしたのはマット・ストーン・レーシング(MSR)のキャメロン・ヒルとニック・パーカット。チームにとって記念すべき初のワン・ツー・フィニッシュをレース2で達成しました。ヒルは長年の努力が実を結び、RSC初優勝を果たしました。「マット・ストーンがワン・ツーを達成するなんて驚きだ」と、喜びを語りました。
ドライバー移籍と別れのニュース
まだ木曜日が始まっただけで、ニュースが飛び交いました。初戦後、ブランシャード・レーシング・チーム(BRT)を離脱したアーロン・ラブの後任にアーロン・キャメロンが決まりました。また、長年T8の顔として活躍してきたクレイグ・ラウンズは新たにGMファミリーの一員として活動を続けることを発表しました。その背景にはT8が2026年にフォード陣営に移行する決定が関係しています。
激闘と天候の影響
週末のレースは、幾度もセーフティカー(SC)が導入される荒れた展開となりました。特に日曜のレース最終日には、悪天候が影響し、わずか2周で赤旗が出されて中止となりました。しかし、その中でブラウンは逆転劇を繰り広げ、シーズンのポイントリーダーに立つことになりました。
次回の第3戦『ITMタウポ・スーパー440』は、4月11~13日にニュージーランドで開催されます。期待が高まる中、シーズンの行方はどのように進展するのでしょうか。