新宿梁山泊第79回公演:唐十郎さん初期作品「愛の乞食」「アリババ」連続上演の魅力
SUPER EIGHTの安田章大が出演する新宿梁山泊第79回公演は、唐十郎さんの初期作品である「愛の乞食」と「アリババ」の2作品が連続で上演されます。この舞台は、2025年6月14日から7月6日まで、東京の花園神社境内に設置された特設紫テントで披露されます。
唐十郎さん初期作品の魅力とその意義
「愛の乞食」は1970年、「アリババ」は1966年に初演された状況劇場での作品です。これらの作品は、唐十郎さんの演劇の源流に触れることができる貴重な機会を提供します。彼の作品は、当時の社会や文化に鋭く切り込む内容が含まれており、かつての状況劇場の精神を今に伝える貴重な舞台といえるでしょう。
安田章大と金守珍のコメント
演出を担当するのは新宿梁山泊の代表、金守珍。彼は過去の公演での安田章大の演技のセンスと美しい歌声に感銘を受けたと語り、「今回は、唐十郎さんの作品の源流をたどり、多彩な才能の力を借りて、新たな挑戦を共にできる喜びを感じている」とコメントしています。
また、安田は「紫テントで、唐十郎さんの意志を色とりどりのエネルギーで継ぐ役目になれればと強く願っている」と語りました。
作品への取り組みと期待
安田章大は、過去の経験を活かしつつ唐十郎さんへの敬意を持ち作品に挑みます。彼は「現実を借景とし、深く意味のある異空間を体現する演劇が必要」と述べ、観客を現実の枠を超えた世界に誘うことができれば、とその意気込みを示しています。
舞台を彩るキャストとスタッフ
本公演には、安田章大、金守珍のほか、多くの才能豊かなキャストが参加します。出演者には水嶋カンナ、藤田佳昭、二條正士、宮澤寿など、実力派俳優たちが名を連ねており、唐十郎さんの世界をより深く伝えることができるでしょう。
チケットの一般販売は2025年5月3日10時より開始されます。新宿梁山泊第79回公演の舞台に、観客はどのような驚きと感動を抱くのでしょうか。ぜひお見逃しなく。