マドリードダービーの激闘:CLラウンド16での名勝負
2023年3月12日、エスタディオ・メトロポリターノで行われたチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグにおいて、マドリードダービーの名にふさわしい激戦が繰り広げられました。アトレティコ・マドリーとレアル・マドリーの対決は、延長戦までもつれ込み、2戦合計2-2となりましたが、その後のPK戦でレアル・マドリーが2-4で勝利を収め、準々決勝進出を果たしました。
試合の序盤:アトレティコの電光石火
アトレティコは1stレグを敵地で1-2と敗れたため、この2ndレグでは勝利が必須でした。試合の開始直後わずか28秒、アトレティコ・マドリーは前線へのロングボールから展開し、コナー・ギャラガーがボックス右でスライディングシュートを決め、先制点を奪いました。この早々のリードにより、試合は再びイーブンとなり、結果的には2戦合計2-2となりました。
マドリードダービー独特の戦術合戦
試合は両チームの全力のぶつかり合いでした。アトレティコは堅守速攻でマドリーの攻撃に応戦しました。一方、レアル・マドリーはボールポゼッションを重視し、慎重な守備ブロックで対処していました。25分にはアトレティコのアルバレスが強力なシュートを放ちましたが、レアルのGKクルトワが見事なセーブで阻止しました。
後半の激闘とPK戦への突入
後半は一進一退の攻防が続き、両者ともに追加点を狙いましたが、決定的なゴールは生まれませんでした。マドリードダービーの緊張感は増すばかりで、延長戦に突入。延長でも決着がつかず、PK戦の舞台へと移行しました。
PK戦の緊迫した瞬間
PK戦では、先攻のレアル・マドリーがしっかりと得点を積み重ね、対するアトレティコは2人が失敗。特にアトレティコのアルバレスとジョレンテのシュートが失敗し、レアル・マドリーが勝利を手にしました。この結果、レアル・マドリーは次のステージ、アーセナルが待つ準々決勝への進出を決めました。
この試合は、ファンにとって忘れられない名勝負となり、マドリードダービーの魅力を改めて証明しました。