江戸川乱歩の世界を再現:舞台「怪人二十面相」
2020年の1月30日から2月2日まで東京のTHEATER MILANO-Za、そして2月6日から2月9日まで大阪のCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで、舞台「ノサカラボ Reading Echoes『Fiend/Friend in 20faces』」が上演されます。この舞台は、江戸川乱歩の『怪人二十面相』をモチーフにしたオリジナル朗読劇です。1月29日に行われたゲネプロと囲み取材には、主要キャストやスタッフが参加し、作品への意気込みを語りました。
「怪人二十面相」をモチーフにした新たな挑戦
この作品は、江戸川乱歩の「少年探偵団シリーズ」第一作目『怪人二十面相』をモチーフにしています。新たなオリジナルストーリーを展開するこの朗読劇には、遠藤平吉役に山寺宏一と山口勝平、明智小五郎役に井上和彦と大塚明夫がダブルキャストで登場します。明智の助手・小林芳雄を梶裕貴が、オリジナルキャラクターの燕谷麟太郎を佐久間大介が演じます。この作品は、江戸川乱歩の世界をより深く味わうことができる貴重な機会です。
キャストの意気込みと期待
山寺宏一は初めて立つTHEATER MILANO-Zaの舞台に対して「やる気満々でワクワクしております」と期待を語っています。井上和彦は「明智小五郎に憧れていた子どもの頃の夢が叶った」と喜びを語り、梶裕貴も「『怪人二十面相』を知っていたからこそ、新しいキャラクターが加わることでどんな物語になるのかワクワクしています」と述べています。
舞台誕生のきっかけ:佐久間大介との出会い
この舞台の誕生には、6年前にさかのぼる佐久間大介と野坂氏の出会いが大きな要因となっています。彼らは当時から一緒に舞台をやりたいという願いを抱いており、今回それが実現しました。佐久間は「素晴らしい先輩たちと共に舞台に立てることが嬉しい」と感謝の意を表しています。
稽古とキャストたちの奮闘
稽古期間中、佐久間大介は限られた時間の中で一生懸命に練習し、声優業界の忙しさを実感したと語っています。その姿勢に、演出の野坂氏も「佐久間くんは変わらない」と称賛しました。また、キャストの衣装チェンジのスピードにも驚きが飛び交い、中でも山寺の速さには「Snow Manのようだ」と驚かれていました。
佐久間大介と梶裕貴の共演
初めての共演となる佐久間と梶は、舞台での掛け合いが非常に気持ちよく、今後の共演にも期待を寄せています。井上和彦も佐久間のエネルギッシュな演技を絶賛しており、キャスト同士の関係性が舞台を盛り上げていることを表しました。
舞台の見どころとメッセージ
山寺は、「『怪人二十面相』をベースにしたこの作品は子どもから大人まで楽しめるエンターテインメントとなっている」とアピールしました。佐久間も「無事に千秋楽まで終えられるよう、皆さんの応援をお願いします」と呼び掛けました。彼らの熱意とチームの多彩なパフォーマンスが期待されるこの舞台、ぜひ劇場でその魅力を体感してください。