ローマの劇的な逆転勝利とショムロドフの役割
ローマ対コモの試合概要
セリエA第27節、ローマ対コモの一戦がスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのローマが2-1で逆転勝利を収めました。この試合は特に後半の采配が勝利を引き寄せたといえます。
試合前の状況とショムロドフの重要性
ローマは前節でモンツァに4-0で圧勝し、今季初の3連勝を飾り10戦無敗を継続中でした。ヨーロッパリーグ(EL)でアスレティック・ビルバオ戦を控え、コモとの対戦が行われました。ラニエリ監督は初めにショムロドフとディバラの2トップで試合を展開しました。
前半の試合展開と課題
試合の立ち上がりからコモの能動的なスタイルに苦戦したローマは、ショムロドフとディバラの連携による攻撃で打開を図ります。しかし、攻撃の質とフィニッシュに欠け、ゴールにつながりませんでした。
44分にはペローネのスルーパスからダ・クーニャが先制ゴールを決め、前半を0-1で折り返すことになりました。
後半の巻き返しとショムロドフの交代
後半開始からローマはショムロドフとペッレグリーニに代え、ドフビクとエル・シャーラウィを投入しました。この交代策が、最終的に試合の流れを変える結果となりました。
60分にサーレマーケルスとクリスタンテを投入したことで、ローマの攻撃に変化が生まれます。61分にはサーレマーケルスのシュートがDFにディフレクトし、同点ゴールを奪いました。
試合終盤の勝負強さ
数的優位を得たローマは、76分にクリスタンテからの浮き球パスをレンシュが供給し、ドフビクが決勝点を決めました。試合終盤のプレーにより、ローマは試合を支配し続け、勝利を確定させました。
この試合でのショムロドフの役割は、前半の攻撃の起点としての役割を果たし、後半の勝利への布石となった交代も重要なポイントとなりました。
戦略と展望
ローマはこの勝利でリーグ戦4連勝を達成し、11戦無敗の弾みをつけました。これにより、ELアスレティック戦に向けて良い流れを保つことができました。今後の試合にむけて、ショムロドフらのチーム内での連携強化がさらなる勝利への鍵となるでしょう。