リバプールの逆転勝利を導いたマルキーニョスの決定的な役割
チャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16・1stレグで、パリ・サンジェルマン(PSG)はホームのパルク・デ・プランスでリバプールを迎え撃ちました。試合はリバプールが0-1で勝利。試合の結果に大きく貢献したのが、リバプールのDF、マルキーニョスです。
試合展開とマルキーニョスの役割
前半戦はPSGが主導権を握り、強力な攻撃陣によってリバプールを圧倒しました。特に、クワラツヘリアやデンベレ、バルコラが中心となり、サイドから波状攻撃を仕掛けます。しかし、リバプールの守護神アリソン・ベッカーが幾度となく華麗なセーブを見せ、PSGのゴールをことごとく阻止します。
試合は後半に入ってもPSGが攻勢を続け、数多くのチャンスを作りましたが、得点に結びつけることができませんでした。これに対し、リバプールは防戦一方の中で計画的な交代策を講じ、マルキーニョスは決定的な場面で活躍します。
戦略的な交代とマルキーニョスの活躍
リバプールは、67分にジョタとルイス・ディアスに代えてヌニェスとカーティス・ジョーンズを投入します。続く79分には遠藤航を投入し、試合の流れを変えようと試みました。この交代策の中で、アリソンのロングフィードを前線で受けたヌニェスが絶妙なパスを送り、マルキーニョスが競り勝ってボールを収めます。それに続くヌニェスのラストパスからエリオットがゴールを決め、リバプールが試合を決定づけました。
CL出場3試合連続ゴール
87分に決まったこのゴールで、エリオットはCL出場3試合連続でゴールを記録しました。チームとしても価値あるアウェイゴールを奪い、遠藤の最後の守備が決定的となり、リバプールは敵地での貴重な勝利を収めました。
マルキーニョスがリバプールを支える役割
この試合で見事な守備力を見せたアリソンのみならず、マルキーニョスが特に強調されるべき存在でしょう。攻守にわたる彼の貢献が試合の流れを変革し、リバプールがPSGを封じ込め、攻撃を組み立てるための要でした。
この結果、リバプールはPSGの28本のシュート(うち枠内9本)を凌ぎ、わずか2本のシュートで試合を制しました。マルキーニョスの存在が、この結果の背後にありました。
パリ・サンジェルマン 0-1 リバプール
【リバプール】 ハーヴェイ・エリオット(後42)