大船渡市で発生した山林火災についての最新情報
2月19日以降、岩手県大船渡市では立て続けに2件の山林火災が発生し、2月26日には新たに大規模な火災が発生しました。この火災により、600ヘクタール以上が焼失し、少なくとも84棟の建物が被害を受けたと報告されています。(27日午前1時時点の情報)
火災の発生と拡大
2月26日午後1時過ぎ、大船渡市赤崎町の合足漁港付近で、堤防近くの建物から火が出て、林野に燃え移ったとの通報がありました。強い西風により火勢は収まらず、大船渡市綾里地区にまで拡大したとされています。現在も延焼が続いています。
住民への影響と避難指示
県によりますと、現場近くの小路漁港では一時15人が孤立しましたが、救助されました。警察は現在、けが人や避難が遅れた人がいないか確認しています。市は合足地区と綾里地区の住民873世帯、計2114人に避難指示を発令し、市内の小学校など7カ所に避難所を設置しました。26日午後10時時点で、584人が避難しています。
インフラへの影響
東北電力ネットワークは、電気設備への延焼を防ぐため、大船渡市内約410戸に緊急停電を実施しています。また、三陸鉄道は現場近くの一部区間で運転を見合わせ、代行バスを運行しています。火災の影響で、東朋中学校や綾里小学校は27日休校となりました。
過去の火災と災害救助法の適用
大船渡市では、2月19日に発生した山林火災で約324ヘクタールが焼失し、25日に鎮圧されました。そのわずか15分後、隣の陸前高田市で新たな火災が発生し、大船渡市末崎町まで広がり、約8ヘクタールを焼き尽くしました。このため、県は2月26日に大船渡市に対して災害救助法の適用を決定しました。
消火活動の状況
消防は引き続き消火活動を行っており、27日にはヘリコプターによる空中散水が予定されています。宮城県と山形県の消防も支援に駆けつけており、早急な鎮火が期待されています。
この度の火災により、地域社会は多大な被害を受けています。一刻も早い事態の収束と、被災者が安全な日常を取り戻せるよう願っています。
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