巨人の浅野翔吾選手、オープン戦での挑戦と成長
巨人・浅野翔吾選手は、那覇で行われた広島とのオープン戦で好調な打撃を見せ、外野のレギュラー定着を目指してアピールしました。この試合での働きは注目されており、特に彼の新打法と守備の課題が話題になっています。
第1クールでの新打法への挑戦
浅野選手は、新しい打法を取り入れ、実戦3試合連続でヒットを記録しています。ボールを手元まで引き寄せ、バットをしっかりと振り抜くことにより、小雨の中でも確実にヒットを打っています。特に2回の場面では、内角高めの145キロの直球を巧みに捉える姿が印象的でした。
新フォームへの挑戦
彼は16日のサムスン戦から、新しい打撃フォームに挑戦しています。この新フォームでは、グリップを動かしながらタイミングを取ることで、流れるようなバッティングを見せました。この挑戦が功を奏し、第1クールの最終日にも成果を上げています。
朝のルーチンとその効果
浅野選手は、毎朝5時30分頃に起床し、入浴で体をリフレッシュさせてから球場に向かうというルーチンを続けています。この「朝活」が、20歳の彼の成長を支えており、初の1軍キャンプでも確実に成果を出しています。
守備における課題
試合では1軍で初めての左翼守備機会を得ましたが、後方の打球に追いつけない場面もありました。阿部監督は守備力向上を求めており、浅野選手に対して厳しさも交えた指導を行っています。これには愛の鞭が含まれており、将来のチームの中核と期待される彼への期待が表れています。
試合後のフィードバックと成長への決意
試合後、松本コーチと共に居残り練習を行い、外野での動きを確認しました。浅野選手は「まだまだ練習が必要」と汗を流しつつ、シーズンに向けた意気込みを語っていました。「開幕に残れるよう努力する」と語る彼は、既に新たな課題に挑戦し、成長を続けています。
阿部監督からの辛口コメント
- 昨年11月5日: 秋季練習で送球の正確性を向上させるため、サイドスローやアンダースローでの投球を導入。
- 2月4日: 宮崎キャンプで浅野選手に厳しい指導を行い、「まだ目立っていない」とのコメントも。
- 2月11日: 宮崎での紅白戦での失策に対して、「凡ミスを反省し、改善できるように考えるべき」とコメント。
浅野選手はこのような指導を受けつつも、自身の成長に向けて一歩ずつ前進しています。