フジテレビ内紛:中居正広問題と【4時間30分】に及ぶ社員説明会
フジテレビは2023年1月23日【4時間30分】にわたる社員説明会を開催し、芸能界を引退した中居正広の女性トラブルを巡る一連の問題について議論しました。この説明会はテレビで生中継され、フジサンケイグループ代表の日枝久氏を含む上層部に対する批判の声が相次ぎました。
フジテレビを巡る問題の経緯
昨年12月、中居正広の女性トラブルが報じられたことを受けて、フジテレビ内部の幹部社員がその件に関与しているとの指摘がありました。これに対して同社は2023年1月17日に港浩一社長が限定的な形で記者会見を行いましたが、批判が集中しました。このため、フジ・メディア・ホールディングスは第三者委員会の設置を決定し、問題の解明に取り組む姿勢を示しました。
【4時間30分】に渡る社員説明会の内容
この日、フジテレビでは日枝久氏や港社長を含む幹部社員が出席し、【4時間30分】にわたる社員説明会が行われました。この説明会では、社内外から上層部に対する強烈な批判が続出し、フジ社員からの退陣要求も飛び交いました。特に港社長は「報道の立場でありながら許されない行為をした」として謝罪。その一部始終は「Live News イット!」で異例の生中継されました。
社員説明会を巡る議論とその反響
社員説明会では、フジテレビの組合が上層部に提出した意見書にて、社内活動がまともに行えない状況が続いていると訴えられました。この意見書の中では、日枝久取締役相談役、嘉納修治会長、港浩一社長が出席する公開会見の実施を強く求め、会見のオープンな形での実施を要求しています。こうした動きは、フジ内部での切迫した状況と社会からの強い関心を反映しています。
問題の核心とCMスポンサーへの影響
フジテレビでは、スポンサー企業に対して中居正広のトラブルを告知していなかったことが発覚し、現在多くのスポンサーから返金要求が出ています。このため、広告収入の大幅な減少が懸念され、100億円単位の減収も予想されています。こうした事態を受けて、フジテレビの再建には上層部の刷新が必要だとの声が強まっています。
社会学者・古市憲寿氏の提言
社会学者の古市憲寿氏は、フジテレビの番組で「フジサンケイグループ代表の日枝さん中心とする経営陣が一度退く必要がある」との意見を表明しました。これにより、上層部に対する圧力はさらに強まり、今後の対応が注目されています。