2025年初競りでの「一番マグロ」と静岡中央卸売市場の活況
新春恒例の初競りを迎えた静岡市の中央卸売市場
毎年1月5日に行われる静岡市の中央卸売市場での新春恒例の初競りは、今年も熱気に包まれる中で行われました。このイベントは地域の市場関係者にとって重要な年初の行事であり、今年も朝5時から多数の仲買人たちが集まりました。
話題の「一番マグロ」、青森県の大間から水揚げ
市場には生マグロと冷凍マグロ合わせて約140本がならびましたが、その中でも注目を集めたのは「一番マグロ」でした。この150キロの本マグロは、青森県大間で水揚げされ、1キロ当たり3万3000円という高値が付き、総額495万円で落札されました。
「一番マグロ」を落札した山畜のコメント
取引に成功したのは山畜の山下宏之代表取締役で、彼は「一番マグロは脂の乗りが良く、魚の姿も美しい。ふっくらとしており、非常に魅力的なマグロだ」と述べていました。新年早々、このような価値ある取引が成立したことに市場関係者も喜びを感じています。
その他の取引と市場の状況
マグロの初競りのみならず、1月5日からは野菜や果物の取引も開始されました。市場関係者によると、2024年の猛暑や干ばつの影響で出荷量が例年よりも少なく、それが価格高騰の要因となっています。これにより、今年は例年以上に高値がついていることが観察されています。
静岡の中央卸売市場での初競りは、毎年の新しい始まりを感じさせる象徴的な行事であり、「一番マグロ」の話題性が今年の市場を大いに活気づけました。