声優・喜多道枝さん 死因は老衰「朝は元気で…」自宅で倒れていた「フランダース犬」主人公ネロ役
喜多道枝さんの生涯と功績
アニメ「フランダースの犬」の主人公の少年ネロの声などを務めた声優の喜多道枝(きた・みちえ、本名・纓片道枝=おがた・みちえ)さんは6日、老衰のため都内の自宅で死去。享年89歳。東京都出身。長男真王(まお)さんが喪主となり、葬儀・告別式は近親者で執り行われる。
最後の日の出来事と活動
所属事務所によると、亡くなった日の朝はいつも通り元気な様子で、同居する真王さんの出勤を見送っていた。帰宅した真王さんが倒れている喜多さんを発見。事務所関係者は「最近も病気をすることなく、生涯現役でした」と語る。この年はラジオで日産の90周年記念CMの声を担当し、トークショーも計画していた。
多岐にわたる芸能活動
喜多さんは声優としてだけでなく俳優としても活躍。俳優座養成所や劇団四季に所属し、NHK大河ドラマ「徳川家康」や「時をかける少女」、映画「オケ老人!」に出演。アニメでは「リボンの騎士」のフランツなども担当。さらにナレーションなどでも活躍した。
最後の仕事
2022年に放送されたWOWOW「連続ドラマW 両刃の斧」が、喜多道枝さんの映像での最後の仕事となった。