J1福岡来季新監督に町田の金明輝ヘッド最有力 異例の降級からS級再取得で現場トップ復帰へ
金明輝(キン・ミョンヒ)ヘッドがJ1アビスパ福岡の新監督に最有力候補に
金明輝(キン・ミョンヒ)ヘッドコーチ(43)が、J1アビスパ福岡の来季新監督として最有力候補となっている。金氏は鳥栖の下部組織で指導者としてのキャリアをスタートし、21年まで同チームのトップチーム監督を務めた経歴を持つ。一時はパワハラ問題でS級ライセンスからA級ジェネラルに降格処分を受けたが、23年に町田で現場復帰し、S級ライセンスを再取得。これまでの実績から、現場復帰後は町田の昇格やJ1での優勝争いに貢献し、指導力を発揮してきた。
福岡現在の状況と金明輝の指揮への期待
現時点で福岡は柏レイソルに勝利し、順位を9位に浮上させた。今シーズン残り3試合で、来シーズンのJ1残留を確定させている。チームはすでに、指揮を5年間務めてきた長谷部茂利監督(53)の今シーズン限りでの退任を発表しており、金明輝ヘッドが新指揮官として期待されている。
金明輝の経歴と人物像
金明輝(キン・ミョンヒ)は1981年(昭56)5月8日生まれ、兵庫県出身の43歳であり、韓国籍を持つ。プロサッカー選手としてのキャリアは、2000年に市原(現千葉)でスタートし、J2富山などでDFとしてプレーした。現役引退後、12年から鳥栖の下部組織でコーチを務め、18年終盤から21年までトップチーム監督を務めた。23年からは町田のヘッドコーチとして活躍中。