映像化への旅 – 豊かな読書体験
読書の魅力
小学1年の夏、父が買ってくれた『ドリトル先生アフリカゆき』を読んで、読書の面白さに目覚めました。自分の中の純粋な部分に戻れる感覚があり、大人になっても『赤毛のアン』シリーズが面白いと感じるのは、くせ毛コンプレックスからくるアンへの共感のせいかもしれません。
自己啓発の変遷
自己啓発や生き方に関する本よりは、小説に委ねる方が信頼できると感じます。20代に村上春樹さんや宮本輝さん、40代に山本周五郎さんの時代小説に魅了され、その作品によって心が洗われる体験をしてきました。
映像化と小説
30~40代では、読んだ本を映像化する構想や提案を行い、実際にドラマ化された作品もあります。例えば小池真理子さんの『間違った死に場所』は、サスペンス溢れるストーリーで私たちに奥深い感動を与えます。
感動の名作
特に思い入れのある1冊、レイモンド・カーヴァーの『ささやかだけれど、役にたつこと』。息子を失った母親と孤独なパン屋の物語は、誰かのひと言や些細なきっかけで生活への尊さを再認識させてくれる素晴らしい作品です。
日本文学に触れる
寝る前に平安文学の『源氏物語』や南北朝時代の軍記物『太平記』などの日本文学名作を原文で楽しむこともあります。原文の美しい言葉に触れる体験は心に静けさをもたらします。
言葉の美しさ
読書を通じて美しい言葉や表現に触れることは、心の美しさにも繋がると感じます。日常でも美しい言葉を意識的に使いたいと思うこともあります。