米政府、ベネズエラ大統領選抗議活動に関与したマドゥロ大統領の閣僚21人に制裁
抗議活動への不当鎮圧と制裁措置の発表
米政府高官は27日、7月のベネズエラ大統領選後の抗議活動を不当に鎮圧したとして、マドゥロ大統領の閣僚を含む高官21人に制裁を課すと明らかにした。米政府は、野党指導者のゴンザレス氏が大統領選の勝者だと主張し、マドゥロ大統領が不正により勝利を宣言したと非難している。
不当な措置への反応
ベネズエラ政府は声明で、米国の新たな制裁措置を「不当な措置」だと非難した。関係者によると、米国はマドゥロ大統領と関係のある複数の政府関係者に対してもビザに制限を課すという。この日の制裁リストに入ったのはメネンデス計画相、ナザレ通信相のほか、情報機関高官ら。
主張と要求
ベネズエラの野党や西側諸国、一部の国際機関は大統領選挙で不正が行われたと主張し、開票結果の公開を求めている。野党はゴンザレス氏が圧勝したとしている。ゴンザレス氏は選挙後スペインに亡命したが、1月にベネズエラに戻り大統領就任宣誓を行うとしている。